本土最東端の納沙布岬まで来たので南側の道を引き返します。雨が上がり少し明るくなってきました。ただ海上は濃霧で見通しが良くありません。
カーナビにセットした場所まで来ると車両通行止でした。
ゲート横の看板には、徒歩25分と書かれています。
雨の心配は無さそうなので、行ってみましょう。余談ですが「岬めぐり」という歌が中学生の時に流行りました。歌っていたのは「山本コウタローとウイークエンド」。パックインミュージック(文化放送の深夜番組)聞いたり、ライヴ行ったり、LPレコードも3枚?持っていました。一橋大学卒の山本コウタローが時々ラジオでポツンとつぶやくメッセージや生き方が私の心に響いたのを覚えています。
いつものハイキング装備を整えて出発です。
このコンクリートの建物は「落石無線電信局跡」です。
1908年開局。北米航路の船との通信を考慮してこの地が選ばれたようです。その後、カムチャッカ、千島列島方面との通信、北洋サケマス母船との通信も行われていたようです。残念ながら私はこの無線局と通信をしたことはありません。私が通信士の頃、北海道には函館、小樽、そしてここ落石に中波無線電信局がありましたが、オペレーションはリモートで札幌で行われていました。私は教授の粋な計らい?で就職が決まる前、札幌のオペレーションルームを見学させてもらった事があります(北海道新聞本社の東側にあるNTTのビル内にありました) その頃はすでに、落石無線局(我々は”おっちし”と呼んでいた)は根室市桂木というところに移設されていたようです。
残念ながら私はこの無線局と通信をした記憶はありません。JOC DE JFPC となります。
先人に敬意を表して先に進みます。
木道の入口まで来ました。
では木道を進みます。停まっていた車の人?とすれ違いました。熊の心配は無さそうです。
木道を抜けると
右の丘を見ると
かなり距離はあるのですが、熊鈴を慣らしたりホイッスルを吹くと反応します。鹿は私がいることに気づいてるようで、時々こちらを見ながら草を食べています。
短い時間で晴れたり霧がかかったりします。更に先に進んでみましょう。
落ちたら死んでしまいます。柵も何もないので覗き込むがちょっと怖い・・・
トレッキングポール、熊鈴、ホイッスル、無線機、お水、ウインドブレーカーなどの装備してきました
後は来た道を戻るだけです。片道25分と書かれていましたが、20分くらいで行けました。
今日の「岬めくり」はおしまいです。
「道の駅 厚岸グルメパーク(厚岸味覚ターミナル・コンキリエ)」で今日は車中泊です。
動画作りました。
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