ユーチューバーのはじめしゃちょーが4億円、ヒカキンが20億円の家に住んでいたりしますが、私には縁が無い話です。家の価格を決める要因は何なのでしょう?
このとき、久しぶりに泊村に立ち寄りました。泊村の場所はここです。

北海道で唯一の原子力発電所がある街(現在停止中)で、交付金があるため公共設備はとても立派です。元々、ニシン漁で栄えた街でした。
2012年に街歩きをしました。というのもこの街のビーチや高台から見る夕日は抜群に綺麗でお気に入りの場所なのです。



街歩きをしていると気になる景色が・・・


この景色を眺めながらぼぉ~っとしていたのですが、ここが何に使われていたのか知ったのは最近の話です。
久しぶりに「鰊御殿とまり」に入館してみることにしました。前回入館したのは2012年の街歩きより更に前で、もう20年以上前と記憶しています。

入館料は、大人300円です。

北海道には、いくつかの鰊御殿が残っています。
小樽祝津町にある鰊御殿は、ここ泊村から移築されたもので、小樽にあったものではありません。





脱線しました。「鰊御殿とまり」の話に戻ります。入口で入場料を払うと、入場券とパンフレット、建物の案内図をくれます。そして、4枚ある絵ハガキから欲しい物を1枚選びます。

私は②を選んだところ、受付のおじさんが、「どうして②を選んだの?」と聞くのです。②を選ぶ人はほとんどいないらしく興味を持ったようです。私が、選んだ理由を説明すると・・・
4枚全部くれました(笑) 気に入られたようです。
では、入場します。ここは「川村家番屋と武井邸客殿・石倉」が見学できます。


皆さんご想像どおりの建物ですが、説明員の方の話を聞いていると面白い





廊下の「埋木細工」は50か所以上あるそうです






贅沢だけでなく、客殿は遊び心も満載です。ここにある建物は釘は使われていません。修繕は宮大工に頼むようです。
それでも・・・

鰊が不漁となり借金取が来たら、ここに隠れたそうです。
閉館50分前に行ったので、ゆっくり見切れませんでした。一緒に見学をした方は福岡から来た旅行者の方で、マイクロバスみたいな立派なキャンピングカーに乗っていました。
鰊漁が莫大な富を生んだことが良くわかります。お金の使い方が違い過ぎです。
もらった絵葉書は、捕れた鰊を網に入れて一次的に保管していた「袋澗(ふくろ)」、船も付けていたので、今でいうと「プライベートポート」でしょうか・・・

鰊御殿は番屋に客殿、蔵にプライベートポート付きの家でした。裏の高台には鰊の干場もあります。
今は「袋澗(ふくろ)」はどうやって作ったのか?海の中の岩は干潮のとき、番屋のみんなで削ったのだろうか・・・ 気になっています。
コメント
4枚全部くれた、と言うのが面白いですね^o^。ふふふ
来場者で「袋澗」を知っている人は、ほとんど居ないんでしょうね。鰊漁の歴史に興味を持っている人が来て嬉しかったかもしれません。