土曜日お昼のパン(その39)

diary

家で過ごす土曜日以外にもお昼にパンを食べることがあります。この街以外にも美味しいパン屋さんがたくさんあります。

今回は、音更町のパン屋さんです。音更町は十勝川を隔て、帯広市の北にあり小麦や小豆の栽培が盛んな街です。

toi pain bio,confiture」※リンクは公式ホームページです。

インターネットで記事を見つけ、ずっと行く機会を狙っていたお店です。

お店の紹介

道道133号音更新得線、然別川の橋の近くの小さな坂を上ったところにあります。十勝平野の広大な畑の中にポツンとありますので、文字で場所の説明をするのは困難?です。帯広から車で約30分。帯広バスターミナル発新得行のバスが近くのバス停で停まるようですが、お勧めしません。私はカーナビで行きました。

道道133号線沿いの看板
坂を上ります
坂を上り切った右側にある看板
正面の建物入口にはチェーンがかけられ”STAFF ONLY”と書かれてます。

入口に”P”のプレートが3か所ありましたが、もっと停められると思います。先程のSTFF ONLYの通行の邪魔にならないように停めましょう。

ここまで来てCLOSEか・・・ と思いきや

右側の小道にOPENのプレート!

入口がこういうお店、前にもありました。小道を進むと・・

小道右側にトマトを植えているようです
素敵な景色!お店が見えてきました。
お洒落な建物です

時刻は開店直後の10時5分。お客さんは私1人のようです。

小さな木製ドアの入口

では入店します。

店内の様子

店内は2組くらい入れる広さです。

入口左手前にジャム等が並んでいる。左側にパン
入口左側に並んだパン
左奥がレジ。グッズなども売られている

レジの奥がパン工房。売られているのは、ハード系のパンがほとんど。プレートに値段と使われている小麦の説明などが書かれています。欲しいパンを告げお店の人とってもらい精算する方式です。パンは茶色い袋か紙でくるんでくれます。マイバックは渡しておきましょう。

本日のお昼

3個買いました。

いつもと種類が違うので大きさの比較はできません

袋から出してお皿に並べてみます。

ショップカードありました

バゲット 350円

コンプレ(黒)ハーフ 500円

全粒粉のクロワッサン 260円

買い求めやすい価格だと思います。

ミルクティーとモッツァレラチーズでコンプレとバゲットを食べました

雑感

お店の裏は有機小麦農家さん。パンは石窯と地元の薪で焼いているのです。

入口に積まれていた薪

パンの風味は抜群!時間が経っても良い香りがしてきます。「食べ応えがあるので普段より薄く切ってください」と言われました。そう言われると腹持ちが良いように感じます。そしてパンを切ってもパンくずがほとんど出ません。

バゲットは普通の有機小麦、コンプレは突然変異でできた小麦を使っているそうです。この小麦は何と何が混ざったのかは未だに解らないらしい。こちらのほうが酸味が少し強く、ブラウン色は濃いです。

左がバゲット、右上がコンプレ

写真からもわかるようにパン下部の焼きはかなり強めです。薪窯なので均一に焼くのは難しいかもしれませんし、焼き具合も好みの問題です。そのまま食べるパンではないので何を合わせるか自分で考えるよりは、お店の人に聞いて、売られていた自家製ジャムや北海道産チーズなどを一緒に買えば良かったと後になり気づきました。

接客して頂いた奥さんに、ネットの記事を読んだと話をしたところ、裏の小麦畑の雑草取りバイトをしにきていて、”ここ空いているよ”と言われたのが、この場所だそうです。とても素直でシンプルな生き方。

「でも大変なんですよ」と言った表情はマジでした。開店早々でしたので、旦那さんは奥のパン工房で黙々と作業をしています。

電気もガスも農薬も無い時代、ヨーロッパで作られていたパンは、こんな味だったんだろうなぁ~と思いつつ、パンを食しました。味だけでなく身体にも優しいパンです。

全粒粉のクロワッサン

帯広近郊へ行く機会があれば、ぜひまた立ち寄ろうと思います。

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