旅人してくる(本土最東端編2024)落石岬

diary

本土最東端の納沙布岬まで来たので南側の道を引き返します。雨が上がり少し明るくなってきました。ただ海上は濃霧で見通しが良くありません。

カーナビにセットした場所まで来ると車両通行止でした。

道外ナンバーの車が1台停まっている

ゲート横の看板には、徒歩25分と書かれています。

青空が見えてきた

雨の心配は無さそうなので、行ってみましょう。余談ですが「岬めぐり」という歌が中学生の時に流行りました。歌っていたのは「山本コウタローとウイークエンド」。パックインミュージック(文化放送の深夜番組)聞いたり、ライヴ行ったり、LPレコードも3枚?持っていました。一橋大学卒の山本コウタローが時々ラジオでポツンとつぶやくメッセージや生き方が私の心に響いたのを覚えています。

いつものハイキング装備を整えて出発です。

コンクリートの構築物が見える

このコンクリートの建物は「落石無線電信局跡」です。

今は個人のアトリエとなっているようです

1908年開局。北米航路の船との通信を考慮してこの地が選ばれたようです。その後、カムチャッカ、千島列島方面との通信、北洋サケマス母船との通信も行われていたようです。残念ながら私はこの無線局と通信をしたことはありません。私が通信士の頃、北海道には函館、小樽、そしてここ落石に中波無線電信局がありましたが、オペレーションはリモートで札幌で行われていました。私は教授の粋な計らい?で就職が決まる前、札幌のオペレーションルームを見学させてもらった事があります(北海道新聞本社の東側にあるNTTのビル内にありました) その頃はすでに、落石無線局(我々は”おっちし”と呼んでいた)は根室市桂木というところに移設されていたようです。

私の船舶通信士時代

残念ながら私はこの無線局と通信をした記憶はありません。JOC DE JFPC となります。

空襲に耐えるように作られたのでしょうか?強固です。
裏にはアンテナの基礎らしき物が残っていました。

先人に敬意を表して先に進みます。

この標識が無いと右の道に行ってしまいそう

木道の入口まで来ました。

植物の説明書きなどがあります。

では木道を進みます。停まっていた車の人?とすれ違いました。熊の心配は無さそうです。

板ではなく丸い木の木道なので少し歩きづらい

木道を抜けると

霧の向こうに灯台が見えます

右の丘を見ると

霧の向こうに鹿が1頭みえます。

かなり距離はあるのですが、熊鈴を慣らしたりホイッスルを吹くと反応します。鹿は私がいることに気づいてるようで、時々こちらを見ながら草を食べています。

回りに咲いていた植物
灯台まで来ました

短い時間で晴れたり霧がかかったりします。更に先に進んでみましょう。

この先は崖のようです

落ちたら死んでしまいます。柵も何もないので覗き込むがちょっと怖い・・・

トレッキングポール、熊鈴、ホイッスル、無線機、お水、ウインドブレーカーなどの装備してきました

非常食忘れました^^;

後は来た道を戻るだけです。片道25分と書かれていましたが、20分くらいで行けました。

今日の「岬めくり」はおしまいです。

「道の駅 厚岸グルメパーク(厚岸味覚ターミナル・コンキリエ)」で今日は車中泊です。

厚岸(あっけし)は牡蠣の産地で有名
景観も良く車中泊でも人気な道の駅

動画作りました。

動画作りました

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